本校の総合学科について
１ 総合学科ってどんな学科 ？
高等学校には、国語、数学などの共通教科・科目を中心に学ぶ普通科と、工業、商業などに関する専門教科・科目を中心に学ぶ専門学科、そして、将来の進路を考え、共通教科・科目と専門教科・科目にわたる幅広い選択科目の中から自分で科目を選択し学ぶ「総合学科」があります。
２ 総合学科の特色は？
①将来を見つめ、自分の時間割を作ります。
総合学科にはさまざまな個性をもつ生徒が入学してきます。卒業後の進路希望もさまざまです。総合学科では、生徒が自分の個性を伸ばしたり、進路希望を実現したりすることができるように、国語や数学といった普通教科・科目をはじめ、情報や福祉などの専門教科・科目がバラエティ豊かに用意されています。そのような多種多様な教科・科目の中から生徒一人ひとりが学習内容を選択し、自分の時間割をつくります。その選択が自分の将来の夢や希望を大きくふくらませたり、自分の得意な分野を伸ばしたりすることにつながります。
【福岡講倫館の取組】１００を超える専門教科・科目の設定，科目選択ガイダンス
②キャリアガイダンスが充実しています。
将来、何をやりたいのかを考え、一人ひとりが自分の時間割をつくる総合学科では、自己の個性を発見したり、将来の生き方や進路を考えたりする学習や指導を大切にしています。そのため、夢の実現に向けて進むべき進路やそのために必要な科目選択について担任の先生と相談するキャリアガイダンスが充実しています。
【福岡講倫館の取組】年複数回の個人面談，先輩に学ぶ（卒業生の講演），進路別ガイダンス
③キャリア教育を重視しています。
キャリア教育は「子ども・若者が、社会の一員としての役割を果たすとともに、それぞれの個性、持ち味を最大限発揮しながら自立して生きていくために必要な能力や態度を育てる教育」を表します。
総合学科では、全ての生徒が原則として入学年次に履修する「産業社会と人間」が、キャリア教育の実践の中心的な役割を担っています。この学習を通じて、地域や産業界等との積極的な連携を図り、多様な他者との関わりの中で自分の将来の生き方や進路について考察し、興味・関心によって職業との関連を深めることができます。
また、実際に企業等で職業体験を行うインターンシップも多くの学校で取り入れています。
【福岡講倫館の取組】キャリアアップ講演会（社会人講話），キャリアプランニング
④自らの課題を見つけ、自ら解決を図ります。
学び方を学び、生涯にわたって学び続ける意欲をもつことができるように、自ら課題を見つけ、自分で調べたり、研究したりして、自分で答えを出す学習を重視しており、総合的な探究の時間において課題研究に積極的に取り組んでいます。
また、研究成果を発表する機会を設けていて、自分の考えを自分の言葉でわかりやすく他の人に伝えるという活動を通して表現力やコミュニケーション能力を育成することも重視しています。
【福岡講倫館の取組】
⑤地域と連携した様々な取組をしています。
| 産業社会と人間 | 総合学科高校で学ぶ生徒が必ず履修する科目です。本校では１年次に全員が学習します。様々な活動を通して、自分の将来について考えます。また、その実現のために必要な科目の選択についても、この科目で学びます。 |
| パイオニアゼミ | ３年次「総合的な探究の時間」において行う論文作成です。２年次では、各自の進路や就職志望先、興味のある内容に応じて課題を設定し、論文作成に向けた準備を行います。３年次では本格的に論文を作成します。完成後は、プレゼンテーション・ソフトを活用し、学びの成果を発表します。総合型選抜（旧ＡＯ入試）や学校推薦型選抜、就職試験の際の自己ＰＲにも、大きな役割を果たしています。 |
| 総合学科発表会 (蒼風祭) | 本校最大の行事です。各教科・科目における様々な成果を発表します。ステージ発表と展示発表があります。本校生徒だけでなく、保護者の方や他校の先生方などにも公開しています。 |
将来、社会において求められる人材となるためには、地域に目を向け、地域から学ぶとともに、自分が地域に対して何ができるかを考えながら自ら主体的に活動することが重要です。総合学科では、地域の人々から教わったり、地域に貢献したりするような様々な活動が積極的に行われています。
【福岡講倫館の取組】地域清掃ボランティア，インターンシップ，地域イベントボランティア