食物調理技術検定

 食物調理技術検定とは、正式名称を全国高等学校家庭科食物調理技術検定といい、食物調理に関する基礎知識と技術の定着を目的としています。筆記試験と実技試験があります。
 4級・3級は日常生活の自立に対応した内容、2級・1級は社会に対応できる職業人、スペシャリストを目指した内容となっています。

 昭和35年に、高校生の技術力の低下を憂えて全国の家庭科教育の先駆者が集まり、技術の定着 ・評価を考えた結果、創設されたものです。昭和38年2月から「文部省後援」、平成7年度から「文部省認定」 として実施してきました。平成14年度閣議決定による認定試験廃止により、平成18年度から「文部科学省後援」 として実施しています。

 4級より順に受験することが定められており、飛び級受験はできません。

食物調理技術検定1級

供応食・行事食  献立作成・調理

筆記試験あり

食物調理技術検定2級

日常食  献立作成・調理

筆記試験あり

食物調理技術検定3級

調理手法の基礎  調理・目測

筆記試験あり

食物調理技術検定4級

調理の基礎  切り方・計量・基礎知識

筆記試験なし

食物調理技術検定1級審査の様子

 1級検定(実技)審査の様子です。

 課題にあった献立を自分で作成し、調理します。審査は学外から来ていただきます。制限時間(90分)内に課題調理を含む5品を作ります。